六弦アリス

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ALBUM
1st 2nd 3rd 4th 5th-1
5th-2 6th 7th 8th 9th
10th 11th 12th
 
ARRANGED ALBUM COMPILATION
 
SINGLE
 
六弦アリス参加作品
 
 
櫻井アンナ参加作品


1st Album <ファンタジア> 2006年
(1)妖精と少年
(2)樹海のヒカリ
(3)キミの声が聴こえる
(4)森は孤独を覆い隠す
(5)約束
(6)はじまりの雨。
(7)失うもの/残るモノ
(8)また、朝が来る
(9)Amazing Sky
(10)ファンタジア

               六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
84点
六弦アリスは六弦A助(programing)と櫻井アンナ(vo)による同人音楽サークルである。本作はコンセプトアルバムでオフィシャル・サイトによると、「妖精と少年の友情を描いたちょっと切ない物語と、それらのシーンを表現した民族的な楽曲群」とある。後の作品で見られるようなゴシック色やハード・ロック色はここでは無く、アコースティックなサウンドによる民謡風な楽曲をやっている。メロディの泣きと癒し度は絶品!! 特に、 繊細な音でキャッチーな調べを奏でるマンドリンとアコギをフィーチュアした、超名曲「約束」の美しさといったら!! 中低音〜高音域までを唄いこなす、櫻井アンナ嬢のヴォーカルも不思議な魅力がある。打ち込みだが、アコースティック・ギターにしても、ストリングスにしても安っぽさは微塵も感じさせない。素晴らしい!!  

ストーリーの方は・・・・・・。 少年が森で妖精と友達になる→少年、成長するにつれて、妖精と会うのが疎遠になる →妖精のことはすっかり忘れ、大人になり街の開発プロジェクトの一環として、妖精の住む森を焼く →妖精との友情を思い出す主人公、しかしもはや手遅れ・・・・→嘆き・・・、 というものだ。ちょっと切ないどころか、主人公酷過ぎである。

2nd Album <ファンタジア〜2nd Sign〜 ルナティック・ラヴ> 2007年
(1)革命セレナード
(2)少年の右眼にはナイフ
(3)キミが笑えるように
(4)ルナティック・ラヴ
(5)サクラの丘
(6)死ヌホド愛シテル

六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
84点
「 ある少年の歪んだ愛情表現と、それを押しつけられる少女の奇妙な関係を描いた作品」。ポップで綺麗な曲中に、「・・・君の翼をちぎってしまおう・・・」なんて少年の冷酷さや狂気を表すフレーズが出てきたりして、この世界観はちょっと怖い。 楽曲的にはバンド・サウンドを前面に出し、メロディアスなハードロック、プログレメタル指向へと進化している。 (1)なんかはいきなり7分の大作で、出だしはミドルテンポながらも途中からROYAL HUNTを彷彿させるようなオーケストレーションと刻みギターが心地よく疾走、歌メロも強力な名曲。変拍子も飛び出すメロディアス・ハードロック(4)も凝ったリフワークと強力なサビメロが堪能できる名曲だ。総じて歌メロはJanne Da Arcっぽい感じだ。

3rd Album <エンジェルハイロウ> 2007年
(1)胎動
(2)覚めないゆめ、無力な僕ラ
(3)エンジェルハイロウ
(4)祈り 〜二人静か〜
(5)君がいなくなる日
(6)その子は、生まれなかった。
(7)Dear Mama


六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
85点
オフィシャル・サイトによると、「命の尊さをテーマに据え、人生は始まる前から既に様々な試練や葛藤があったはずだが、 生まれてくると同時にその記憶を忘れてしまうのでは? という哲学的観点から描いた・・・」作品であるとのこと。 六弦アリス混声遺言合唱団(!)を加えてよりドラマティックに、プログレッシヴになった作品だ。プログレッシヴだが難解ということはなく、 曲のクオリティは素晴らしく、メロディもサウンドも強化されている。 櫻井アンナ嬢のヴォーカルも数段アップしている。 しかも今回、「祈り〜二人静か〜」、「君がいなくなる日」の2曲で作曲も手掛けており、前者はアコースティックなバラッド、 後者は疾走チューンで、これがまた傑作!

タイトルトラックの「エンジェルハイロウ」はキラー! イントロの物悲しげなストリングス+チェンバロはNEW TROLLSの名盤「コンチェルト・グロッソ」かと思うほど。 そこに重厚なクワイアが重なり、初期ROYAL HUNTを彷彿させる北欧的なシンセが絡んでくる!  ヴォーカルと共にアップテンポになり途中で疾走しつつ、 これでもかと言うほどにメロディアスで泣き泣きのリフを捌きながらネオクラシカルに展開していく。勿論、歌メロも強力だ。 7分越えの大作だが一気に聴かせるぞ! クワイアをバックに泣きのギターで一気に畳み掛けるエンディングで失禁間違いなし!!

4th Album <Alice in the Necrosis> 2007年
Disc1〜幸福の輪舞曲〜      Disc2〜殺しの輪舞曲〜
(1)メタモルフォーゼ         (7)センセイ、アノネ。
(2)空想イデア            (8)Alice in the Necrosis
(3)Innocent Black         
(9少女ハルヱ
(4)マスカレード
(5)Perfect 『EDEN』
(6)月ハ照ラセド、少女知ラズ

Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)

87点
1stではアコースティック/民謡、2ndではメロディアス・ハード・ロック、3rdではプログレ、と作品毎に違ったアプローチを見せた彼らだが、本作ではゴシックの領域に踏み込んでいる。しかも、これまで同様にクオリティが高いのだから恐れ入る。コンセプトは、「“普通” でいる事が大嫌いなゴスロリ少女ハルヱの物語」。

1曲目から打ち込みリズムがニューウエイヴ的な雰囲気を醸し出す、壮大なシンフォニック・ゴシック曲である。ファストではないが、美旋律を紡ぎだすギター・ワークやオーケストレーションによってダークで耽美的な世界が広がっていく。タンゴ風シンフォニック(4)も優雅だ。六弦アリス混声遺言合唱団も全編に渡って大活躍している。勿論、メロスピばりの疾走キラーチューンもあり!その、 「Innocent Black」はギターとヴァイオリンが泣きながら疾走するキラーでサビはもろメロスピで、 櫻井アンナ嬢のソプラノヴォイスも強力だ! 彼女のヴォーカルの表現力もここに来て一気にその幅を広げた感じがある。サウンドもよりリアルになり、本当に打ち込みなんだろうかと疑ってしまうほどである。

<Alice in the Necrosis -GRAND EDITION-> 2008年
(1)メタモルフォーゼ (2)空想イデア(3)マスカレード
(4)Innocent Black(5)Perfect 『EDEN』
 
(6)緋の軌跡
(7)月ハ照ラセド、少女知ラズ(8センセイ、アノネ。
(9)Alice in the Necrosis (10)少女ハルヱ
(11)Necrosis
(12)母の願い

リマスターを施し、当時イヴェント会場限定のみだったボーナス・ディスクの楽曲(11)(12)+新曲(6)を追加した再発盤。 (11)は疾走ハード・チューンで、(12)は「Alice in the Necrosis」のフレーズをアコースティック・ギターで再現。新曲(6)「緋の軌跡」は疾走メロディアス・チューンで、なんと櫻井アンナ嬢の作曲。 六弦A助氏に劣らぬメロディセンスの持ち主ではないか!! このグッとくるサビメロが強力だな。この曲のフレーズは同じコンセプトを持つ次作へと受け継がれていく。

5th Album <緋のローレライ code;Я> 2008年
(1)のローレライ
(2)電影シユール浪漫
(3)『ЯOMANCE』
(4)赤いゆめ
(5)病める賛美
(6)緋の軌跡 〜Sus. Я〜


Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
92点
前作 『Alice in the Necrosis』 へ繋がる世界観を描いたコンセプトアルバム。
ある少年と少女、二人の異なる視点から、それぞれの物語を描くため2枚に分けての同時リリースとなった。言うまでも無く、曲のクオリティの高さは尋常ではない。

1曲目からハードな疾走キラー・チューン!! シンセとオーケストラによるシンフォニックかつクサいメロディで幕を開け、バンド・サウンドと共に疾走。当然、歌メロもクサい。ソプラノ・ヴォイスによるクワイアも登場し、この手の曲が好きならば涙腺決壊すること必至である。ホーンが登場する歌謡曲+ジャズっぽい(2)、ヘヴィなサウンドと媚びたように歌うヴォーカルが耳を惹く(3)などは新境地だが、方向性がブレることはなく、六弦アリスらしさを保持しながら楽曲の幅を広げることに成功している。

5th Album <緋のローレライ code;D> 2008年
(1)緋の軌跡 〜Sus. D〜
(2)螺旋の欠片
(3)月影カーニバル
(4)サイレン
(5)『code;D』
(6)――終わらない雨。
(7)歪む回廊


Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
91点
〜 code;Я』に比べると本作の方がヘヴィ・メタル/ハード・ロック色が強い。ヘヴィなギター・リフとスペーシーなシンセで疾走する(2)、オーケストラとクワイアが登場してシンフォニックかつゴシカルに疾走する(3)・・・とメタラーの期待を裏切ることはない。そして、(5)は間違いなく本作のハイライトである悶絶キラー・チューンである! 北欧メロディック・デス・メタル風のリフで疾走し、ヴォーカルがクサイ歌メロを熱唱、説得力のあるギター・ソロをはさんで、これまた北欧的なシンセも疾走、エンディングはアコースティック・ギターで止めを刺すという名曲だ。いずれにしても、アルバム全編を通して凝ったリフ・ワーク、細かい部分にまで気を遣ったアレンジが光っている。益々リアルになったサウンド、本当に打ち込みなの?

6th Album <紅蓮の少女 〜その名を呼ぶは、死神なり〜> 2008年
1)覚醒少女
(2)白の慟哭
(3)ジプシー・クイーン
(4)HAZARD
(5)誓いの満月
(6)メシアの奏
(7)紅蓮の少女 〜その名を呼ぶは、死神なり〜
(8)Lullabye For Alice

Produced by 六弦アリス

六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
96点
本作のストーリーは、「ペスト菌に冒された街を救ったジプシーの少女アリスとその母親が、助けた人々に無実の罪を背負わされ、その果てに魔女として裁かれてしまう。紅蓮の炎の中で、少女アリスは母の意に反して世代を超えてまで人間への復讐を強く誓う・・・」という、凄絶なもの。そのコンセプトに相応しく、耽美で美麗、そしてクサいメロディが乱舞、激しくも切ない慟哭音楽が展開される。

冷気を纏ったシンセと荘厳なクワイアで疾走するメロディック・メタル(2)でガッツ・ポーズ! ギター・ソロのエモーショナルさは相変わらず打ち込みの域を超えている。ストリングス+ギターのヘヴィ・リフで疾走する(4)もキラー。ゴシカルな雰囲気の(3)は途中、民謡風のメロディを奏でながら優雅に展開。リリカルで歌メロがキャッチーな(5)も切なくて泣ける名曲だ。アコーディオンが登場する(6)はメロディがタンゴっぽく、歌メロもキャッチーだがストリングスのアレンジや途中のソプラノ・ヴォイスが効いて実にドラマティック。

タイトル・トラックは超絶キラー!! キャッチーなサビメロで始まり、アコースティック・ギターがテーマを紡ぎ、冷たいシンセと荘厳なクワイアで疾走→インダストリアル的なシンセ・リフとヘヴィなギター・リフをバックに唄われる1st ヴァース→2ndヴァースからクサメロになり、再び疾走、サビで大爆発!!→泣きのギター・ソロ→SE→生音にしか聴こえないほどにリアル過ぎるアコースティック・ギター・ソロ→再び疾走→終盤はソプラノ・コーラスが美旋律を唄い上げ、最後アコースティック・ギターでリスナーに血の涙を流させる!! 激しくも哀しい、超一級の慟哭チューンと言えるだろう。アリスの心の叫びを唄うヴォーカルも凄まじいものがある。

アルバムを締めくくる(8)は母が娘に優しく唄うバラードだ。慟哭チューンの後だけに、こういう優しい曲がしみじみと泣けてくるのである。ここでの櫻井アンナ嬢のヴォーカルへの感情移入はまさに母親と化している。

<紅蓮の少女 -Chaotic Destiny->
(1)Chaotic Destiny
(2)死して尚、キミを忘れず


イヴェント会場で限定で配布されたCD。本編のテーマを奏でる楽曲作品を収録。(1)はアリスの回想を唄う切ないハード・チューン。本編に入らないのが勿体無い。(2)は美しいインスト。

7th Album <Omen of Seven> 2009年
(1)さよなら、世界
(2)骨董店 『Mystique』
(3)万華教の人々
(4)マダム・ヴァイオレット
(5)純潔パレード
(6)星をみる人
(7)独裁者ノススメ


Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
90点
珍しくトータル・コンセプト・アルバムではなく、それぞれ違う7つのストーリーを基にした楽曲が収録されている。緊迫感漂うオープニングから疾走していくメロディアス・ハード(1)はメタラーの期待を裏切ることのないキラー・チューンで 前作で謂われ無き罪に問われ、命を救った村人達に焼き殺された少女アリスの物語。彼女の憎悪は時を越えて生き続けるらしい。リリカルにメランコリックに展開していく(2)、ゴシカルな(4)、ヴォーカル・ラインがメロディアスでキャッチーな(5)などはお馴染みの路線だが、シンフォニックな中にもモダンなリフやインダストリアル的なシンセ音をこれまで以上に取り入れていると感じた。飛翔していくかのような明るいサビメロを聴かせてくれる(7)も最高のメロディック・スピード・メタルである。櫻井アンナ嬢のヴォーカルは力強い歌声から優しい歌声、純粋無垢な萌えヴォイス、鼻に付くような妖しい声、ソプラノ・ヴォイス・・・と様々な魅力を放っている。

8th Album <新興宗教 万華教> 2009年
(1)新興宗教
(2)万華教
(3)ヴァルハラの騎行
(4)白と黒
(5)先天性ドルチェ
(6)本能
(7)純心セイレーン
(8)
偽善の調べ
(9)浅い眠り
(10)犠牲者たちの夜
(11)愛の賛歌
(12)ワルキューレの詩

Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
95点
前作『Ome Of Seven』に収録の「万華教の人々」を発展させてフル・コンセプトアルバムに仕上げた作品。アルバムは怪し気な祈祷風のコーラスで幕を開け、続く(2)は期待を裏切らないキラーチューンで、モダンなリフで疾走し、バックでストリングスが耽美なメロディを奏でるという王道的な展開。クサいサビメロや技巧的なフレーズがさり気なく繰り出されるのも聴いていて気持ちがいい。モダンなリフの中に突如、QUEEN風のコーラスが出現する(3)はプログレ的だが難解さはなくあくまで歌メロで勝負している。(6)はインダストリアル風の曲で、何と途中でアンナ嬢によるラップも登場し、六弦A助氏がデス声でシンガロング!! これはこれで好きだな。(7)はメロディアスなイントロを経て、泣きのストリングスを纏って疾走し、哀愁の歌メロを振り撒く超・超・超名曲。楽曲はヴァラエティになったが、そこには全くブレが無く、しかも個々のクオリティは非常に高い。傑作。

9th Album <骨董店 「Mystique」 2009年
(1)Mystique Avenue
(2)噂の雪
(3)Welcome to the Lunatic Town!
(4)幸せな嘘は真夜中に
(5)宝石と楽園
(6)蒼の世界
(7)JORKER
(8)画家と骨董店
(9)或る少女の肖像
(10)『Mystique』

Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
96点
プログレッシヴ・ファンタジー・ロックの傑作!! 

『Omen Of Seven』に収録されていた、リリカルでファンタジックな名曲「骨董店 『Mystique』」を題材としたコンセプト・アルバム。雪深い夜にだけ姿を現すという骨董店を巡る奇妙な出来事を描いた作品で、リリース当時のオフィシャルサイトでは謎解き企画も行われた。→参照

綺麗で透明感のあるシンセ、優雅なストリングス、重厚なクワイア・・・とシンフォニックなサウンドで曲によってはチャーチオルガンやチェンバロ、バグパイプなども活躍! ギターもネオクラシカル調の美旋律を決めるッ! プログレと言っても、叙情プログレであり、変拍子が登場したり、大作もあるが、楽曲自体の難解さは皆無である。タンゴ風の曲調で、途中で登場人物による台詞もある(3)やスゥイングジャズ風のアレンジを施した(4)もアルバムに見事にハマっている。櫻井アンナ嬢の表現力は凄い。

骨董店 『Mystique』 〜或る画家の肖像〜

(1)或る画家の肖像
(2)アンティーク (inst.)

第77回コミックマーケットでの会場購入限定特典としてプレゼント配布されたシングルCD。(1)は本編の主人公、或る画家がそれまで住んでいた地を離れ、本編の舞台であるルナティック・タウンにやって来るという内容で、ゆったりとした静かな曲。或る画家が何故その地を離れなければならなくなったのか? それは次作『マダム・ヴァイオレット』の中で描かれている。(2)はアルバム収録曲の中で使用されているメロディをオルゴールの音色でアレンジした美しいインスト。

10th Album <マダム・ヴァイオレット 2010年
 
(1)アリス在りし、或るアリス在りし。
(2)秘密の地下室は死の香り
(3)純潔娼婦
(4)画家と貴婦人
(5)そのスープを口にしてはいけません。
(6)Miss Violet
(7)悪徳の哲学


Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
97点
『Omen Of Seven』収録の「マダム・ヴァイオレット」を題材にしたコンセプト・アルバムで、2008年にリリースされた6thアルバム『紅蓮の少女〜その名を呼ぶは、死神なり〜』とも深く関わってくる作品。『紅蓮の少女〜』の結末は、ヴァイオレットの裏切りによって、アリス母子が魔女として処刑されてしまうというものだった。本作はその後日談。ヴァイオレットがあの時、別の行動を取っていたら・・・、というその後の人生を、マルチエンディング形式で7つの物語として描く。

モダン・へヴィなギター・リフが強調された疾走シンフォニック・チューン(1)では名曲「白の慟哭」と同じクワイアが登場。意図的に似せた曲構成は、本作と『紅蓮の少女〜』との深い関連性を示唆している。

作品全体は優雅で華やかなオーケストレーションと叙情的でなおかつ、クサいメロディで彩られている。ヘヴィでラウドなリフに電子音を絡ませたモダンな(5)でさえも、転調していく後半の展開が叙情的で、思わず胸が熱くなる。バラード風の大作(6)ではイントロにヴィヴァルディの「四季」の“冬”が登場。ストリングスとチェンバロがあの名フレーズを奏でているぞッ!! 6分、7分台の大作が多いが、どの曲も非常に良く練り込まれており、構成には一切の隙もない。どの曲も聴いていると、頭の中にマダム・ヴァイオレットの物語が映像として浮かんでくるかのようだ。櫻井アンナ嬢の表現力は凄いね。

11th Album <独裁者ノススメ 2010年
(1)異端派人生哲学主義
(2)誇リ高キ者
(3)小悪魔ディスタンス
(4)独裁的な舌
(5)筺ノ中ノ本質
(6)キミノタメ
(7)雨音
(8)痛ロリヰタ哲学


Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
93点
『Omen Of Seven』収録の「独裁者のススメ」を題材にしたコンセプト・アルバム。前作、前々作は方向性としては叙情プログレで、なおかつ大作志向でもあった。それに比べると、本作は曲のアレンジがシンプルでストレートである。しかしながら、メロディの煽情力・破壊力は尋常ではなく、加えてキャッチー!! 曲がシンプルなだけ、メロディもより際立っているッ! 特に飛翔系のサビメロを持つアップテンポ・チューン(2)、キラキラしたシンセのメロディと歌メロがとてもキャッチーな(6)、クワイアとオーケストレーションで疾走するメロディック・スピードメタル(8)がおススメだが、シンセとピアノによる劇的なイントロから疾走していく(3)は絶品!!! 煌びやかなシンセの裏で刻まれる高速ギター・リフが実に美味しく、歌メロもクサクサである。中間部ではヴァイオリン・ソロも登場。

12th Album <原宿ロリヰタキネマ 2010年
(1)キネマロリヰタ
(2)見せ物少女は夢をみる
(3)Gothic Lolita Replica
(4)raise
(5)パウダースノウ。
(6)白昼夢

Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
 ゲスト参加:Youki(g)
88点
サブカルチャー世界に生きるリアルなロリータの生態を取り上げた作品。『Omen Of Seven』収録の「純潔パレード」が題材。本作では遂に、ギターが生音になった!

本作の特徴は、ゴシッカルでありながらキャッチーであるということ。アップテンポな1曲目から緊張感のあるヘヴィなリフとキャッチーな歌メロで聴き手を一気にその世界に引き込む。アコーディオンがタンゴ風のメロディで突進し、妖しげなヴァイオリンの調べとフィメール・コーラス共に緩急を繰り返す、御伽話チックな(2)では櫻井アンナ嬢の様々な表現力を堪能することができる。ソプラノ・ヴォイスで謳い上げるゴシカルなバラード(3)や、最近の彼らが得意とする、唸るようなトランス系のシンセとヘヴィ・リフで始まりサビでメロディック・スピードメタルと化して疾走していく(4)も鳥肌モノ。Youki氏の歌心あるギター・プレイも素晴らしすぎる! 1st Arranged Album 『夢想演舞 月之理-Fairy tale for fantastic children-』
と同時リリースされた。




1st Arranged Album 夢想演舞 月之理 2010年
(1)家を忘れて三千里 (春の氷精)
(2)月光ソクラテス 
(ルーズレイン)
(3)危険なゆらめき 
(メイガスナイト)
(4)夜更かしチルドレン 
  (可愛い大戦争のリフレーン × いたずらに命をかけて)
(5)美鈴革命 
(明治十七年の上海アリス)
(6) -Silence- (ラクトガール 〜 少女密室)
(7)守るべきもの 
(月時計 〜 ルナ・ダイアル × メイドと血の懐中時計)
(8)仄暗く紅 
(亡き王女の為のセプテット)

Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo) ゲスト参加 at Tr8:Youki(g)
86点
副題は、<-Fairy tale for fantastic children->。上海アリス幻樂団による東方Projectの音楽をアレンジしたカヴァー・アルバム。通称、“東方アレンジ”と呼ばれ、多くの同人サークルが原曲を様々なスタイルにアレンジすることに挑戦している。六弦アリスもこれまでにいくつかのコンピレーションに東方アレンジ曲を提供してきたが、いよいよフル・アルバムの登場である。ちなみに、曲名の後の青文字が原曲のタイトル。全曲がヴォーカル曲として生まれ変わり、そのアレンジのセンスは抜群である。曲のスタイルも透明感のあるハードポップから、パワーバラード、スラッシュ、クワイアをフィーチュアしたシンフォニック・メロスピ・・・と幅広く、しかも驚くほど、クオリティが高い。どの曲にも六弦アリス印が刻まれており、キラキラしたシンセの音色と原曲由来の和風メロディが聴き手の琴線を刺激していく。原曲を知らなくても全く問題なく、彼らの新曲として楽しめるだろう。

2nd Arranged Album 夢想演舞 妖之理 2011年
(1)災禍の瞳 (ブクレシュティの人形師)
(2)こころ 
(ティアオイエツォン(withered leaf))
(3)スウプの檻 
(人形裁判 〜 人の形弄びし少女)
(4)夢、分かつ夢 
(東方妖々夢 〜 Ancient Temple)
(5)未来永劫仏恥斬 
(広有射怪鳥事 〜 Till When?)
(6)花夢月 (さくらさくら 〜 Japanize Dream...)
)
(7)反魂蝶 
(幽雅に咲かせ、墨染の桜)

Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo) ゲスト参加:Youki(g)
87点
副題は、<-Fairy tale for Cherry blossoms->。東方アレンジ・アルバム第2弾。前作同様、異常に高いクオリティ・・・! いや、アレンジのセンスは前作以上に光っている。六弦A助氏のアレンジと作曲のセンスには、本当に恐れ入る。ドラマティックな楽曲に甘くクサい歌メロが満載。しかも、本作でもYouki氏が全曲でギターを弾きまくっており、メロディに拘るギタープレイには、ついつい惹き込まれてしまう。『Awake』の頃のDREAM THEATERばりにダーク&ヘヴィなギターリフとドラムがスリリングに展開していく(3)も凄いね。爽やかさと切なさを足して2で割ったような歌メロが聴ける和風な(6)は新境地。このような曲はコンセプトの決まっているオリジナル・アルバムではなかなかやれないのかもしれない。ギターがクサクサの和風フレーズで疾走する様式美メタル(7)もキラー・・・!



Compilation<少女幻想奇譚> 2008年
(1)気高く美しく六弦アリス
(2)Doll/Alieson
(3)ラプンツェル/ STELS806 / Queen of Wand
(4)murderer/Ether
(5)茨の腕/Alieson(久遠ゆん)×六弦アリス(六弦A助)
(6)Lost Dream/Ether (桜璃)×Alieson (SYU)
(7)Queen of Heart/ QoW (睦鬼)×Ether (Ryo)
(8)灰の白/六弦アリス(櫻井アンナ)×QoW(小狐丸)
(9)幸せの家/参加ヴォーカル全員×六弦アリス(六弦A助)

90点
六弦アリスが主催した企画アルバムで、ジャンルや方向性が近いアーティストを集めて作成。アルバム前半ではそれぞれが新曲を披露し、後半ではメンバーをシャッフルして新たなユニットを構成。このアルバムが凄いのはここでしか聴くことが出来ない名曲の宝庫であり、しかも全曲が凄まじいクオリティを誇っているところにある。

六弦アリスの新曲(1)は疾走メタル・チューン。壮大なオーケストレーション、泣きのツイン・リード、重厚なクワイア・・・そしてクサい歌メロ! まさに気高く美しく疾走している超名曲。




Single<摩訶不思議> 2007年
(1)摩訶不思議





Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
88点
同人誌サークル “ふるり。” とコラボレーションした企画シングル。
シングルCD付きコミックの形態で発売された。オルゴールによる耽美的なイントロから優雅なオーケストレーションを纏った本編へとクサい展開が待っており、タンゴ調に鳴るアコーディオンとこれまたリアル過ぎる程に繊細な琴の音色にハッとさせられる、タイトル通り「摩訶不思議」な名曲。

Single<首吊りの丘> 2008年
(1)煌めき、虚構世界
(2)血だまりの花
(3)葬列の愛花
(4)薔薇色の境界
(5)首吊りの丘






Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
83点
視覚的創作集団 “人形首” とのコラボレーション・シングル。タイトルやアートワークからも判るように、歌詞はかなりおどろおどろしい。楽曲の方もダークではあるが、アレンジは意外とシンプル。歌詞の濃さに反して歌メロは驚く程にキャッチーで、そのギャップの差が一層不気味さを感じさせる。わざと抑揚を抑えたヴォーカルや控えめのオーケストレーション、ヴィジュアル系にあるような軽めのギター・サウンド・・・彼らの作品の中では異色とも言えるがクオリティは高い。この後、人形首は5th以降のアルバム・ジャケットを手掛けることになる。

Single<Wizmans World> 2010年
(1)忘却チルドレン
(2)X軸上の旋律





Produced by 六弦アリス
六弦A助(programing)、櫻井アンナ(vo)
87点
任天堂DS用RPG 「WiZmansWorld」の主題歌とエンディング曲を六弦アリスが担当。この楽曲を収録したCDは、予約特典として配布された。

(1)は荘厳な混声コーラスに続いてクサメロのヴォーカルが入り、その後バンド・サウンド共に疾走開始。クサいメロディでシンフォニックに展開して行き、途中で泣き泣きのギター・ソロも登場。オーケストレーションと混声コーラスをバックに疾走し、エンディングはヴァイオリン・ソロ!! 正に絶品
!!! (2)はこれまた、もの哀しげなヴァイオリンの調べで幕を開け、そこにギターがハモってくるという、スケールの大きなクサメロ・バラード!! 切なげに唄い上げる櫻井アンナ嬢のヴォーカルも、たまらないものがあるな!!



C-CLAYS<東方幻想祀典 風華〜KAZABANA〜> 2007年
(1)一万発の八坂スペシャル〜指先ひとつでダウン野郎
(2)A kindness is never lost (3)雨過天晴 (4)Blue Heaven
(5)Harugasumi (6)Mizen Head (7)Richromatic (8)easy acces
(9)3番目の樹の上で〜AからWにかわる瞬間
(10)Richromatic (Instrumental)
(11)3番目の樹の上で〜AからWにかわる瞬間 (Instrumental)
80点
上海アリス幻樂団の楽曲を様々なスタイルでカヴァーするプロジェクトの7thアルバム。六弦アリスはゲストとして(1)で参加(原曲:「 神さびた古戦場」)。シンフォニックでクラシカルな疾走メタル・チューンに仕上がっている。クワイアやソプラノヴォイスも登場するが殆どインストといって差し支えないだろう。それ以外の曲はジャズだったり、テクノやトランス系のアレンジだが元曲のメロディがいいのだろう。そう悪くは無い。点数は六弦アリスの曲に対して。

C-CLAYS<幻想天舞> 2008年
(1)Feeling (2)Top of The Stairway 〜 笑顔のために (3)Keep On Loving You (4)Rotation (5)万華鏡 (6)circulo do vento. (7)メモリー・オブ・ラブ (8)Cafeteria in satellite (9)Future Train No36--美蘭-- (10)Teatime of Baghdad (11)Nymphaea
(12)RAVE GIRL (13)MAGIC (14)最期のDeparture

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C-CLAYS<神樂〜KAGURA〜> 2008年
(1)墨染めの蝶
(2)Shiny Up!  (3)鬼友達 (4)蒼き空の揺りかご
(5)D.S.F.S (6)里帰り (7)Summer memories from 8801mk2SR
(8)賢者は眠らない〜Vampire Breeder〜 (9)Summer '81
(10)今昔幻想郷 〜 Flower Land(HyperMix)
(11)parameTRICK GHOST (12)境界線 (13)Tricky Night
(14)マーメードの伝説
79点
上海アリス幻樂団の楽曲を様々なスタイルでカヴァーするプロジェクトの10thアルバム。六弦アリスはゲストとして(1)で参加(原曲:「幽雅に咲かせ、墨染の桜〜Border of Life」)。澄んだヴォーカルでしっとりと歌い上げる和風叙情バラード。鈴の音や笛(神楽笛?)の音、そして曲の後半で聴かれる民謡的なクワイアが独特の世界観を演出している。他の楽曲はPopsだったりテクノだったり、プログレ風インストだったりと、ジャンルの統一感はないが曲は良い。

Re:Volte<projectγ2008 -Origin-> 2008年
(1)Origin/Re:Volte 
(2)君に新しい世界/イオシス x Silver Forest
(3)碧の境界域/六弦アリス
 (4)Blue Batterfly/Re:Volte
(5)endless summer ends/PURE-POLLUTION
(6)タクティクス/Sound CYCLONE
(7)BABYBABY☆DON’TSTOP/ザ☆ラマーズ
(8)瓦礫に眠るは少女の人形/sound sephereasy acces
(9)Lies part1/Re:Volte
(10)セルロイドアンドロイド/PURE-POLLUTION
(11)will/Re:Volte (12)銀のカゴ/saori  
               (13)progress/Silver Forest (14)金のウツワ/Re:Volte
88点
同人音楽サークル “Re:Volte” 主催のコンピレーション・アルバム。六弦アリスはハード・ロック・チューン「碧の境界域」を提供。切ないサビメロで始まり、モダンなシンセとメロディアスなギターのリフが印象的で、エフェクトをかけたヴォーカルや間奏では中近東フレーズを登場させるなどの試みもされている。疾走はしてないが、ここでしか聴けない、ファンなら押さえておきたい名曲。他の楽曲は完成度にバラつきがあるのが残念。プログレッシヴ・ハードロック調のインスト(4)なんかはカッコいい。点数は六弦アリスの曲に対して。

Sprite Wing<幻想郷の星雨日和> 2010年
(1)BLμE 
(2)春風/実谷なな 
(3)泡波の花/六弦アリス
 
(4)Rise to Live/たなちゅう☆ 
(5)迷いの閨/遊女 
(6)tea for you/深水 チエ 
(7)Isolated world/miki
(8)Stardust Reverie/3L
(9)eternity sky...
80点
同人サークル、Sprite Wingによる東方アレンジCD。六弦アリスは(3)でゲスト参加(原曲:「キャプテン・ムラサ」)。叙情的なギターとリリカルなピアノのフレーズが印象的なミドルテンポの曲で、櫻井アンナ嬢が優しく唄い上げる。やはり六弦アリスは本作品の中でも最もクオリティが高い。他の曲については、疾走メタルチューンあり、バラードあり、インストあり、打ち込みによるダンスビート・チューンあり・・・と、ノン・ジャンルの内容だが曲が弱く、今ひとつ消化不良な感じも否めない。点数は六弦アリスに対して。

K2 SOUND<花篝 HANA-KAGARI> 2010年
(1)Li-zhi Rich
(2)追憶と迷宮/六弦アリス
(3)Per aspera ad astra
 
(4)KISS THE FIRE
(5)ユートピア
(6)環
85点
同人サークル、K2 SOUNDSによる東方アレンジ・アルバム第2弾。六弦アリスは(2)でゲスト参加(原曲:「感情の摩天楼 〜 Cosmic Mind」)。キラキラしたシンセとアコースティック・ギターによるイントロから、ヴォーカルが切ないサビメロで入るアップテンポ・チューンでファンなら必聴。曲の後半からラストにかけて疾走する構成も素晴らしい。それに加えて、他の曲のクオリティも高い! 特に軽快なポップス(1)、打ち込み系の激しいビートで疾走し、ストリングスや混声コーラスも登場するインスト(3)、バラード(6)などが個人的なお気に入りである。タイプは違えど、どの曲も原曲のメロディを引き出すアレンジに仕上がっており、捨て曲無しの作品。

SYNC.ART'STRATRA -Extra Track- 2010年
(1)Cry for the Vision /SYNC.ART'S & Silver Forest
(2)曖昧スナイパー/C-CLAYS 
(3)誰も知らない/六弦アリス
(4)To RAMAる★/君の美術館
(5)Radiant SilverSYNC.ART'S 
(6)カナン/みるもでBOMB!! 
(7)fuwafuwa*pocapoca/Shibayan Records  
(8)±ハピネス/Liz Triangle  
(9)奈落の星/SoundOnline 
(10)eye/Studio "Syrup Comfiture" 
(11)Lost and Found/Siestail
87点
東方アレンジ。原曲は「虎柄の毘沙門天」のみで、各サークルがそれぞれにヴォーカル・アレンジを施した、「虎柄の毘沙門天」を聴かせるというコンピレーション・アルバム! やはり、(1)(2)のようなモダンなシンセを主体とし、歌メロを活かしたスピーディーなハードポップや(5)のようなハードロック・アレンジは違和感なく聴ける。打ち込みビートがアップテンポで明るく、ヴォーカルがアニメ声で曲中にセリフもある元気いっぱいな(8)も個人的にはお気に入り。総じてレヴェルは高い。六弦アリスによる(3)はイントロでヘヴィなギターが原曲のフレーズを弾いた後、キラキラしたシンセとサビメロのヴォーカルが入り、その後、クリアなトーンのギターと優雅で躍動感のあるストリングスがキラー・フレーズを奏でるッ!! やはり六弦アリスのセンスは抜きん出ているな。ファンならば押さえておきたいマスト・アイテム。点数は六弦アリスの曲に対して。

Melonbooks Original Compilation AlbumSummer Vacation 2010年
(1)サマバケクエスト -序章 /CLOSED/UNDERGROUND
(2) Girl in WonderLove☆/イオシス 
(3)サイレント・コード/Barbarian On The Groove feat.璃杏
(4)捲土重来 -counterblow-/イオシス
(5)Ice in wonderlandCOOL&CREATE
(6)向日葵/ウサギキノコ
(7)宵闇花火/葉月ゆら  
(8)翡翠のMoment/Asriel
(9)紅魔の城/六弦アリス
(10)真夏の雪/Alieson 
(11)未来地図/milktub
88点
「夏」をコンセプトに各アーティストが描く楽曲たち。全て,ここでしか聴くことが出来ない新曲で構成されたメロンブックス企画のコンピレーション・アルバム。六弦アリスもそうだが、AsrielやAliesonも参加していて実に豪華。ポップな女性ヴォーカル(2)、クサいセリフも登場する、男性ヴォーカルによる熱く攻撃的なハードロック(4)、切ないバラード(6)、民謡調の歌メロがたまらない(7)、疾走ドラマティック・チューン(8)、ストリングス・アレンジが絶妙な劇的な(10)・・・と名曲満載!! さて、六弦アリスによる新曲、「紅魔の城」。透明感のあるシンセとアコギによるイントロからしてすでに名曲を予感させるが、それは決して裏切られることはなく、バンドサウンドと共に疾走開始、六弦アリス流の疾走メタル・チューンが展開されていく。シンフォニックなアレンジが施してあるが、歌詞の内容のせいもあって、歌メロからは “和”の薫りがぷんぷんと漂ってくる。櫻井アンナ嬢のヴォーカル熱い! しかも、このキラー・チューン、櫻井アンナ嬢が作詞・作曲しているのだ!! 

C-CLAYS<煌彩-KOUSAI- 2010年
(1)愛しキミヲミツケニ
(2)CalmDagger
(3)Loveless 〜月の刻印
(4)SCARLET MOON 〜紅い月
(5)Mr.Wonder Boy
(6)小傘現る! の巻六弦アリス 
(7)咲き誇る花びらのように/Girl's shor hair & Team-OZ
(8)Wonderful Looking For World
86点
C-CLAYSによる東方アレンジ(第24弾だそうです!)。人気曲をダンス、ポップス、ロック等にアレンジしており、全体的に悪くはないのだけれど、正直、食傷気味な感じは否めない。そんな中でも、六弦アリスは相変わらずクオリティが高い。今回は「万年置き傘にご注意を」をロック・アレンジ。ヘヴィなギターが刻まれるイントロを経て、バンドとブラス・サウンドが明るめのフレーズを聴かせると、アンナ様が「そーら、そーら、うらめしや♪」ときたもんだ!! 奇抜な歌詞と、それを自在に表現するアンナ様のヴォーカルにも注目。オリジナル・アルバムじゃ、こういう曲は聴けないので貴重。歌メロのバックで聴かせるツイン・ギターのユニゾンもきらりと光る。サビではブラスも疾走! この曲が本作中で、一番インパクトがある。点数は六弦アリスの曲に。

領域ZERO
東方空宴歌sideA 東方スカイアリーナ・バトルソングコレクション
2010年
(1)SKY HIGH /六弦アリス
(2)Shake It Around/Crest
(3)Sky of the Universe
/5150
(4)Die Night/LC:AZE
(5)終焉未解読輪舞曲/TSA Collabo feat.Souwer
(6)縁の華〜えにしのはな〜/豚乙女
(7)フォールオブスカイ/趣味工房にんじんわいん
(8)心ハレバレ/趣味工房にんじんわいん
(9)敗北ララバイ/趣味工房にんじんわいん
(10)SKY HIGH(OP size)六弦アリス
90点
同人ゲームサークル、領域ZEROによるバトル・アクションゲーム『東方スカイアリーナ・幻想卿空戦姫』のバトルソング・コレクション。六弦アリスは主題歌として「SKY HIGH」(原曲:少女綺想曲〜Dream Battle)を提供。曲のタイトル通り、飛翔感溢れるアップテンポなハードロック・アレンジに仕上げている。それにしても、このアレンジは凄いね。インスト・パートにもヴォーカル・パートにも、ぐいぐいと引き込まれてしまう。特にBメロからサビにかけてのメロディ・ラインが絶品! ファンならこの曲は絶対にチェックすべきである。他のサークルの提供曲もスピーディーでアップテンポなアレンジ曲が多い。そして、ドラマティックなBGM風のアレンジを施した(7)〜(9)も◎。点数は名曲「SKY HIGH」に対して。

領域ZERO
東方空宴歌sideB 東方スカイアリーナ・バトルソングコレクション
2011年
(1)光と影/六弦アリス
(2)いつかまた会える/豚乙女
(3)SAMURAI SWORD
/5150
(4)Radiance/SoundOnline
(5)Nobody Knows/Crest
(6)花守 -HANAMORI-/Matrica
(7)双刃/TSA Collabo feat.荒木敬一郎×アニマル柳
(8)相剋酔夢譚/the forget-me-not
(9)幻想郷空戦姫/趣味工房にんじんわいん
(10)光と影(ED size)六弦アリス
90点
『東方スカイアリーナ・幻想卿空戦姫』のバトルソング・コレクション第2弾。 六弦アリスはエンディング曲として「光と影」(原曲:恋色マスタースパーク)を提供。櫻井アンナ嬢はSYNC.ART'Sの作品『ATTRACTOR』にも「恋色マスタースパーク」のアレンジ曲(「明かずの夜明け」)でゲスト参加しており、あちらはストリングスによる壮大なバラードだったが、こちらはややアップテンポで泣きのギターも登場するバンド・サウンド。この曲もメロディラインが絶品で、特にサビのメロディが切なさ過ぎる!! 六弦A助氏のセンスは素晴らしい。



C-CLAYS<天奏月譚> 2007年
(1)亡き王女の為のセプテット
(2)向合鏡 〜 Paralell World
(3)最も澄みわたる空と海
(4)天空の花の都
(5)童祭 〜 Innocent Treasures
(6)千年幻想郷 〜 History of the Moon
(7)少女綺想曲 〜 Dream Battle
(8)永夜の報い 〜 Imperishable Night
(9)幻視の夜 〜 Ghostly Eyes
(10)繰りかえす四季模様 〜 Remember View
78点
上海アリス幻樂団の楽曲を様々なスタイルでカヴァーするプロジェクトの4thアルバム。ヴォーカル曲は(2)(10)のみで他はインスト。櫻井アンナは(2)「向合鏡 〜 Paralell World」(原曲「大空魔術〜Magical Astronomy」)にゲスト参加。曲はテクノ/トランス風のシンセによるポップスだがアンナ嬢のヴォーカルは流石に上手い。こういうヴォーカル・スタイルは六弦アリスではなかなか聴けないからなぁ。ジャズ、テクノ、ポップス・・・と様々なアレンジ曲が収録されているが総じてクオリティ(メロディアス度)は高い。特に、様式美系シンフォニック・メタル(1)(5)は必聴モノ。

C-CLAYS<遙〜HARUKA〜> 2007年
(1)氷花妖精伝 (2)夏景色 (3)世界で一番静かな夏
(4)マリオネットが見た夢 (5)夢は朝のまどろみに消え…
(6)レトロスペクティブ京都 〜Deep in your heart
(7)Time Chase (8)夜露の輝き (9)現に見た過去の夢
(10)メモリー・オブ・ラブ (11)夕暮れ聖歌隊
(12)循環される夢 (13)紅魔夜想曲
(14)Don't Tell Evidence
76点
上海アリス幻樂団の楽曲を様々なスタイルでカヴァーするプロジェクトの5thアルバム。前作より大人しい感じのアレンジ曲が多い。櫻井アンナがヴォーカルで参加しているのは、(2)「夏景色」(原曲「稲田姫様に叱られるから」)、(14)「Don't Tell Evidence」(原曲「風神少女」)の2曲。前者は和の雰囲気が漂うゆるりとした曲で、ここでの優しげなヴォーカルも実に魅力的である。後者は打ち込み主体のポップス。アンナ嬢は他にも(5)(9)(12)で英詩の語りで参加。

SYNC.ART'S<天つ風> 2008年
(1)風乱舞/櫻井アンナ
(2)夜陰口遊は/美里
(3)嵐の中で当人しか知りえないもの/遊女
(4)Crash soul/葉山りく
(5)深炎の秋方/坂上なち
(6)創世に消ゆ/結月そら
(7)paramita/桃梨
(8)風息 /野瀬冬弥
(9)憂流迦-Ulka-/葉山りく&遊女
85点
オリジナル・ヴォーカルものをメインに上海アリス幻樂団の楽曲を様々なスタイルでアレンジする同人サークルのアルバム。本作はフル・ヴォーカル・アレンジ、しかもロック・アレンジである。原曲を生かしているせいか、叙情フレーズ/和音階フレーズがかなりフィーチュアされており、ドラマティックな叙情ハード・ロックに仕上がっている。全曲クオリティ高し! タイプの違うヴォーカルも全員上手いな。おススメは(1)(2)(5)(7)(9)辺りか。櫻井アンナが唄う「風乱舞」(原曲「信仰は儚き人間の為に」)の煌びやかなシンセと叙情フレーズのギターによるイントロなんてPRAYING MANTISかと思ったぞ! もちろん、ファンは必聴!!  今回はアルバム全体としての点数。 

SYNC.ART'S<ソラとトキと二色のチョウ> 2008年
(1)BICHROME/桃梨
(2)OVER Providence/ 珠梨
(3)Gravity of love/さゆり
(4)Star & doll/shibayan
(5)Light travel distance/坂上なち
(6)Rondo of fantasy/美里
(7)魅せる時/櫻井アンナ
(8)揺らめく水面に落ちる月/結月そら
82点
オリジナル・ヴォーカルものをメインに上海アリス幻樂団の楽曲を様々なスタイルでアレンジする同人サークルのアルバム。フル・ヴォーカル・アレンジ。櫻井アンナ嬢は疾走感溢れる様式美ハードロック・アレンジ曲(7)「魅せる時」(原曲「天空のグリニッジ」)で参加。アグレッシヴな唄い方も魅力的。今回ロック・アレンジは他には(2)のみで、スピーディーなハード・ポップ(1)(3)(5)(6)(7)なども個々に聴くには良いのだが、そのアレンジ故か全体的に似たような印象を受けてしまうのが惜しまれる。

SYNC.ART'S<HEART CHAIN> 2009年
1)癒えぬ痕/櫻井アンナ
(2)閉塞ディペンデンス/ 美里
(3)Green Grass Garden/坂上なち
(4)Ever since…/miko
(5)銀のめぐり/3L
(6)tod und feuer/桃梨
(7)この荒廃した輪廻に/結月そら

85点
東方アレンジ・フル・ヴォーカル・アルバム。櫻井アンナ嬢が唄う(1)はミステリアスな混声コーラスと優雅なピアノとストリングスで幕を明け、ワルツ調に展開していくのだが、途中でバンドサウンドも入り、激しく美しく展開していく。絶品!!!(原曲:「少女さとり 〜 3rd eye」) その他の楽曲もハードロックあり、バラードありで、原曲の美味しいメロディを生かしたアレンジで◎。

SYNC.ART'S<Rainbow Face> 2010年
1)薔薇薔薇人体模型/櫻井アンナ
(2)Sword of Valiant/仲村芽衣子
(3)Absolute Demolition/愛原圭織
(4)Emotional Rule -dark white-/仲村芽衣子

84点
第7回博麗神社例大祭会場限定CD。櫻井アンナ嬢は(1)でゲスト参加(原曲「ブクレシュティの人形師」)。アップテンポで混声コーラスも登場する、ゴシカルな感じのハードロック。Aメロの展開がいいね! (2)〜(4)は打ち込みシンセ音が疾走するハード・ポップなヴォーカル・アレンジで、こちらも良い。

SYNC.ART'S<ATTRACTOR> 2010年
(1)Magus Light/仲村芽衣子
(2)悲しき光陰を翔ける/小峠舞
(3)明かずの夜明け/櫻井アンナ
(4)河心童話/坂上なち
(5)花と刃/愛原圭織
(6)月光悲譚/fi-fy
(7)Grip of Death/Shihori
(8)The Pacifier -楽園の調停者-/TERRA
82点
東方アレンジ。櫻井アンナ嬢は(3)でゲスト参加(原曲「恋色マスタースパーク」)。美旋律を奏でるストリングスとピアノをバックに、アンナ嬢のソプラノ・ヴォイスが舞う壮大なバラードに仕上がっている。やはり旨いなあ・・・! 他の曲もレベルが高く、ハードロック、テクノ、ダンス、ポップスと様々なアレンジ曲があるがどの曲もクサい歌メロを重視。